第1章 #2

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その安堵感の中で、 ふたりは ゆっくり 目を閉じながら、 唇を重ねる..... 真昼の太陽よりも 熱い抱擁.... ーーーーーーーー クラついた 佑香を 右腕に抱きかかえながら、 互いへの愛を 確かめると、 片手で 佑香の手首を握ったまま 彼は、 上気した顔で言った。 「探したんですよ。 あちこち..... ずーっと....」 そして、 あの真っすぐだけど、 ちょっと咎めたような目で、 佑香の目を深々と 覗き込んだ。
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