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悲しい彼女は、地獄の業火に焼かれながら
それでも、求めていた。
彼女の叫びに応えた言葉
「まぁ…はーと住む?はーと一緒に住む?」
彼女に自分は、蜘蛛の糸を垂らした。
地獄の業火の中へ、蜘蛛の糸の先に携帯電話を付けて垂らした。
携帯電話は、彼女を救うべく優しい囁きだけを贈り続けるはずだった。
地獄の業火はますます激しくなり、二人を焼き尽くす勢いになっていった。
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