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自分がなぜ、そんな言葉を吐き続けるか
自分でも理解できない想いを抱えつつ、言葉はずっと何日も彼女を罵倒し続けた。
彼女は消えた。
「嫌い」という言葉を聞かないで、「嫌いなんでしょ」と吐いて消えた。
彼女が初めて吐いた言葉は、優しさという想いと自分は知っていた。
彼女が放れれば、自分を守れると、それが彼女の優しい愛しかた。
彼女を悲しませる業火から、逃がす為の言葉と
わからなくても、彼女は自分を守るために
消えた。
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