帰ってきた隣人

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「わかった、あ!そうだ、  キョウジにもあの猫の居場所がわかるそうだが、  それもわからんのか?」 「はい、そちらも、先ほど申し上げたことと、  同じようなものかと」 「うん、今日はこれくらいにしよう。  また、なにかあったら、来るからな、それでは」 「はい、お気をつけて」 東上は愕然とした。 (人質?誘拐か?それから、まだ変な事を…  いや、全部変な話しだった。宇宙人か?) そして、聞き耳を立てていたのだが、 誰かが出て行くことはなかった。 ここの階段は軋む。 誰かが使えばすぐにわかるのだ。 数分待ったが、なにも聞こえない。 東上は、少し寒気がしたのだった。
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