朝の隣人

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朝の隣人

今日は、本当は仕事なのだが、 先週の土曜日の振り替えを取っていた。 (つけてみるか) 東上は、犀川を尾行しようとしているようだ。 ほんの数十メートル歩いていったところに、今にも崩れそうなアパートがあった。 そこの、一番奥の部屋に入っていったのだ。 (どうする、行ってみるか) 意を決した東上は、ドアの取っ手を握った。 そして、ドアは開いた。 そこには、信じられない光景があったのだ! (なんなんだこれは!やっぱり、宇宙人だったのか!) 足元に広がる、近代的とも思える工場のような建物。 それが、この古びたアパートの一室の床下の遠くに見えるのだ。 (なんだこの広さは!理解できない!  ヤバい!ここにいたら、ヤバいぞ!)
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