第1章

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しかしまた、一体何で突然見えるようになったんだろう? 幽霊...だよね?間違いなく。 今まで見えたことなかったのに。 何故、突然に? 何なんだろう、彼女は。 何なんだろう。彼女が見える、私は。 もやもやしながら一日を終えて、軽くバイトを済ませて帰宅。 鞄を置いた後、ベランダのガラス戸を開けた。 やっぱり漂ってくる夕食の匂い。 美味しそうな、優しい匂いだ。 ...え...? あれ。待って。 これ、誰が? 彼女?...は、作れないよね? 黒部先生が作ってるってこと...? あの無骨そうな先生が?
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