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「だから?堂島さんなんか怖くないし」
「いいんだ。へー、知らないわよ?」
一瞬足立は、考え込んだが、すぐに調子を戻して、
「とにかく、俺を説得させようと考えているんだったら、無駄だよ」
彼の気持ちは既に固まっている。
この頑固者の鼻をへし折ることは私には出来ないと、諦めの溜め息をつき、
「わかりました。無駄口叩かずに、工場まで直行します」
早々に彼の言いなりになることを決めた。
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