5月:★4★ 城崎の想い。繭香の過去。 #2
2/13
読書設定
目次
前ページへ
次ページへ
133人が本棚に入れています
本棚に追加
/
35ページ
「……ですが、 彼の隣には別の女性がいて、私の場所はありませんでした」 あの時の彼の驚いた顔。 まるで視てはいけない何かを見つけてしまったかのように、彼はわたしから視線を逸らした。そして真っ赤なドレスが似合う栗色の髪の女性の肩を抱いて、その場から逃げるように去っていった。 真っ赤なドレスの裾が柔らかな弧を描いて翻る様子は、瞼を閉じれば今でも思い出せる。
/
35ページ
最初のコメントを投稿しよう!
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
本棚追加
133
スターで応援
51
スターを送って 応援しよう!
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!