6月:★1★ 欲にまみれる夜 #2

12/12
前へ
/35ページ
次へ
けれども身体は繋がりたい。その想いだけは、足立も私も同じはず。 寝息を立てる彼に振り返る。ヒールの踵がコツンと音を立てた。 静寂が再び訪れた部屋の中、青白い月明かりの中で、足立への "愛してる"という気持ちを告げずに、「おやすみ」と云って扉を開けた。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

140人が本棚に入れています
本棚に追加