6月:★2★ 危険なパウダールーム

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「それで、俺の痕が消えてないから隠すために、こんな……首まである服着てるんだ」 セーターのハイネックへと彼の指先が触れる。 顎先を持ち上げて、無理やり足立の方向へと顔を向けさせられた。 グレイのハイネックのサマーセーターと白のゆったりとしたボーイフレンドデニムに、ケチをつける彼を鼻で笑う。 「仕事に支障が出るような痕、見せびらかすわけにいかないでしょう」 「てことは、城崎とセックスしてないってこと?」
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