6月:★1★ 欲にまみれる夜 #2
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花の姿に満足したように、私の全身を眺めた後、ゆっくりと繋がる。 優しくなんか抱かないって言ったのに、やっぱり足立の抱き方は温かい。 「...俺だけを見て、俺だけを感じろ」 足立の命令どおりに視線を添わせた。 ブラックダイヤモンドのように黒く深い夜が広がる瞳。 飲み込まれそうだ。闇の底へと堕ちてゆく。
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