7月:★6★ サンライズドリンクへ #2
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社員の一人が、私について尋ねた。 「ああ、ある実験の最中なんだ。詳細はシークレット」 意味不明な言葉を発する社長に、目を丸くするメガネ男子。 社員の男を置いて我々はエレベーターに乗りこんだ。 エレベーターの前でメガネ社員が頭を下げ、扉が静かにしまる。 私は彼の利き手を取ったままなので、左手でぎこちなく階数ボタンを押していた。28階。最上階のボタンが点滅する。
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