7月:★6★ サンライズドリンクへ #2

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額に汗をかき、目を血走らせる新井が、ガラスの先程に尖った視線で私を睨んだ。こちらも同じように額が汗ばんでいる。 「ゲームですよね?」 「は?」 「脇腹を蹴ってはいけないなんてルールを、私は伺っておりませんが?」 冷淡な口調で言うと、新井の目が大きく見開かれ、エレベーターの扉が開くと同時に立ち上がる。
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