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やり玉にあげられた男が何故か、大山と私の間の制裁をする。
新井という青年は、いったい何様なのだ。
「いいよ、離さなくっても。本当に離さなかったら……。うーん。そうだな、協賛金ってことで、10億出してあげてもいい」
「社長! 何をおっしゃられてるんですか!!」
大山が、さらに声を強めて叫んだ。
いきなりの10億に面喰っていた私は、もう一つのサプライズに気づくのに遅れた。
「しゃ、社長?」
こいつが? と言いかけて我慢をする。
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