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「正直者で従順な女がお好みなら、私はリストから外したほうがいいわよ」
「そんな女、面白くもない。僕が嫌いってぐらいの女のほうが面白い」
視線をあげると、新井の視線がすぐそばにあった。
私の反応を眺めている。
彼の冴えた頭の中では、どんな次の手を打とうと考えているのだろうか?
「新井社長の言う通り、本当だったらあなたと私は共に仕事することはなかった。
スポンサー営業は、私の仕事じゃない。でも、しなくてはならない理由が出来たの」
新井は顔色一つ変えずに私を見つめている。
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