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「今、わが社では、舞台を創るダンサーの首きりを行っている。
ショースペースに新しい資金源がないために、人件費の削減へと踏み切ったの。
年間ショーをする回数には限界がある。箱の確保だけじゃない。
質を落とさずにショーをするために必要な人材が不足している。
けれども、ショースペースを膨らませるほどの投資も、チャレンジする資金源もなく、現状維持の状態を、ここ数年ずっと保持してきた。
今年も同じで新たなカンパニーを呼ぶとしても、
中にある予算で賄おうと考えた結果、ダンサーの大量解雇に踏み切ることを決めた。
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