8月:★12★ 新たなるジャッジ #2

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まるで他人事のようにいう山崎に、胆が冷えていく。 私がいるショースペースは、こんな組織だったのだろうか。 何のために奔走していたのだろう。 「彼らはしてはならないことをしたの。それを我々も認めてはいけない。 どうやっても何らかの犠牲が出ると、薄々気づいてたでしょう?」 予想はしていた。問題を起こしたのだから、罰は与えられると。 けれどこんなに厳しい決断を下すとは、さすがに想定外だった。 「それが本部の考えですか?」
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