8月:★21★ 秘密 #3

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だから私は、愛さないとおもった。 彼も私のことなど、愛さないと思った。 彼とならその場限りの関係が築ける。 お互いに干渉しあわない関係が続くと思ったのに...。 「...響希.......」 「なに?」 まっすぐな瞳に、告白が揺るがされそうだ。 「響希に言わなくちゃならないことがある……」 告げる途中に、足立の胸が振動する。 「電話……鳴ってる」 「いいから、続き聞かせて」
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