8月:★21★ 秘密 #3

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甘えたように私の名を呼ぶ足立に、「はいはい。なに?」と調子を合わせて返事をする。 「愛してる」 足立はいつも飾らない。 自然体のまま素直に言葉を紡いでいく。 愛の言葉も、ずっと正直に私に告げていたのだと思う。 ただそれが真実ではなければいいと、願ってた私のせいで、彼の想いは歪められてただけだ。
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