8月:★22★ 人生設計図 #2

31/35
前へ
/35ページ
次へ
こちらへと向く視線に頭を下げる。 「加藤さん、ちょうど良かった。今から本社に顔を出すところでね。 NYのショースペースについて、君も会議に参加してくれるかな」 乾の言葉に足を止めた。 首を伸ばして城崎さんの肩越しの先を捜したが足立の姿はない。 「あの、足立さんは?」 張り上げた声は思った以上に、壁で囲まれたエレベーターホールの中に響いて反響した。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

131人が本棚に入れています
本棚に追加