エンディング ーTAKE A BOWー #2

2/24
前へ
/28ページ
次へ
★ 首元を絞めるタイが、きゅっと小さく鳴った。 「苦しい」 「これぐらいのほうがいいのよ。うん男前でかっこいい」 指先を離した繭香がほほ笑んだ。 姿見に映る自分は、シルクのブラックタイを結んだタキシードを、纏っている。 このように正装するのは、いつ振りだろうか?
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

143人が本棚に入れています
本棚に追加