90人が本棚に入れています
本棚に追加
「まあ、どっちでもいいけど。とりあえずビール飲むか」
なんでだ!鬼かこの人!
「いえ!キスが先で」
「枝豆冷えるやろ」
「どーでもいいっす」
「ざけんなや、せっかく俺があっためたのに」
「それについてはスミマセン」
「…キスしたら、俺の気持ちわかるん?」
「わ、わかります!任せてください」
ぎこちなく腕の力を弱めると、「潰す気か」と先輩が悪態をついた。力任せに抱きしめていたらしかった。
向かい合えば、挑発的な眼差しに目眩がし、唇は震えた。
急ぐ気持ちを必死で抑えながら軽く唇を合わせる。合わせた唇は離れたくないと言う。
最初のコメントを投稿しよう!