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後日、ハラダさんからこっそり聞いた話では、先輩は「好きな人がいるから」という理由で誘いを断り続けていたらしい。
「会わせてくれたら諦める」とハラダさんに言われ、俺とのうどんツアーのドライバーをさせた、という経緯だった。
「俺の片想い期間はなんやったんですか!」
「知らんし 、言ってこんのが悪いんやろ」
「先輩から言ってくれたらよかったんすよ!」
「はあ?なんで俺から?調子乗んなよ」
「ぐ」
脇腹への容赦ない拳は愛の証。(と、思うことにしている。)
そんなこんなで愛を確かめ合うために、俺と先輩は列車に揺られ、移動をする。
終着駅から終着駅へ。
行ったり来たりしながら、ふたりの旅は続いていく。
《BとLの終着駅》お し ま い
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