第4章 私自身

2/2
前へ
/12ページ
次へ
 届いた手紙は脅迫状で有り警告文でした。  養護施設で働く職員の方に言われる「手紙が届きましたか、かなり過激的ですが貴女の事を思って書いて有る物です」  「赤の他人なのに自分の両親を事故に見せ掛けて殺しているかも知れない人間からの手紙でも」  「此の世界の中で誰よりも自身の事を思っているみたいで何故か清々しく想えるそんな手紙でしょ」  「以前に僕も手紙を貰った事が有るからね」  職員さんがとてつもなく凄い事をサラッと言った様な気がするけど何も聞き返せ無かった。  此の養護施設に来て此処で暮ららす様になって解った事は理不尽な理由で人生を換えられても  其れを理由にして理不尽な行いをする様な人間には成ってはいけないと言う事。  養護施設の生活は有り得ないくらい充実していて、そんな年月が過ぎて私も二十歳に成りました。  私の両親の事故死の真相を事故死に見せ掛けて殺した理由を聴きに  此れから殺し屋と名乗ったおじさんに会いに行く。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加