第1章 隣に引っ越してきた

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 私がまだ小さい子供頃に住んでいたアパートに、その人は引っ越して来た。  其れも隣に引っ越してきた・・  私はアパートの二階へと上がる階段に座って居た。  見知らね人に「こんにちは」と声を掛けられた。  私は「こんにちは」と返した。  見知らね人は「ねぇ君は〇〇〇号室の〇〇さんの娘さんかな、この度隣に引っ越してきた〇〇ですよろしくね」  優しい言葉使いのおじさん〇〇さんとの初対面でした。  数分後には、私の隣に座り名前を聴かれていた。  「名前を聴いても良いかな」と言われた。  「〇〇」と素直に答えていた。  「〇〇ちゃんはお父さんに虐待されていますか」  〇〇さんは、私の秘密を知っていた。  「・・・」私が黙っていると  「僕は〇〇ちゃんのお父さんを殺して欲しいと頼まれ此処に来ました、それと此れ何か困った事が有ったら」と言うと名刺を渡された。  名刺を受け取る時〇〇さんの顔が視界に入った、徐徐に怖く成り部屋へ逃げ帰った。  その夜に父さんが死んだ、死因は事故死として処理された。  母さんは父さんが死んだ事を知るのかなと、ふと思う。
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