第1章

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第1話プロローグ 初めまして!僕は橘琉斗!都立南小学校 の3年生です!宜しく! いきなり、こんなこと言うのは なんですけど・・・とにかくウチの お父さんが変なんです! 僕の家庭は、お父さんしか居ません。 何故かって言うと僕が小さい頃に お母さんが交通事故にあって 亡くなったみたいです! なんで僕が知ってるかと言うと 近所に住んでる父方の祖母ちゃんに 聞いたからです。 「祖母ちゃん!どうしてウチには お母さんが居ないの?」 「あら!聞きたいのかい仕方ないね! あれは確か熱い日だったかね! お前をベビーカーに乗せて詩織さんが 買い物に出てると交通量の多い交差点で 信号待ちをしていると反対車線から 猛スピードで車が突っ込んで来たらしい! 慌てて詩織さんはお前を包むように 成ってたみたいだよ! 私達が警察の通報で病院に 駆けつけた時には重篤の状態じゃった!」 「詩織!大丈夫か?」 「貴方!私は大丈夫!琉斗は?」 「大丈夫だ!」 「良かった!」 「早く良くなって温泉でも行こうな!」 「そうね!草津にでも行きたいわね!」 「おい!詩織!」 「貴方・・・貴方!」 「詩織!しっかりしろ!」 「貴方・・・琉斗を・・・お願いします!」 「おい!」 「詩織さん!」 突然、医者が割って入る!
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