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広がった視界の先には1人の少女が立っていた。
その少女はまるで地面をスライドするように近づいて悠士の前で止まる。
「貴方が悠士様で御座いますね?」
まるで感情のない人形の様なトーンで話しかけてくる。
「そうだけど、なんで俺の名前を?」
悠士は当然の疑問を少女に聞く、すると少女は表情1つ変えず
「ゲームマスターにより特別にプログラミングされたIDでログインされました、
その為あなたがログインされた時点で私が案内役に現れました」
「あんたはナビゲーションプログラムじゃねえの?」
「はいその答えは半分正解ですね、私は悠士様のみを案内させて頂くナビゲーションプログラムで御座います」
自分専用のナビゲーションプログラムその大きな意味に気づくことになるのはまだまだ先の話である。
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