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動画は始めに『it your destiny』とかかれた文字が浮かび上がり、
次にスマホを見るおれたちが映ったが直後に電車が大きく揺れた。
そして俺達が何かを話したあと後ろの両にむけて走り出した途端電車が脱線して壁に側面を擦りながらしばらく走り道の分岐にある柱に激突する映像だった。
映像はそこで途切れ、『Comingsoon』と映り映像は完全に終わってしまった。
竹「…な、なんだ今の…」
小「…は、はは…や、やけに俺達にそっくり…ってか、
ピンポイント過ぎんだろ。
この映像に写った状態って…」
猪「…今の…私達だよね。
あのときの電車の中の風景と私達のこの格好とかも同じだったし。」
竹「…でも、今はなにも起きてない。
もしかしてこれは…未来の出来事なんじゃないか?
今から俺達が遭遇する出来事だとすれば。」
猪「あ、そっか。
このアプリは運命先読みアプリだった。
じゃあ早くここから」
猪原さんがそう心配になったのか俺達にそう言った瞬間、
電車が大きく揺れて天井の電気が点滅し始めた。
猪「きゃっ!?」
竹「うわっ!!
っと、猪原さん大丈夫?」
猪「う、うん。
でもこれって…」
小「おいまずいって!!
まじで運命先読みアプリの予言通りか!?
だとしたらこのままじゃ!!」
予言通りのことがおき猪原さんは顔をこわばらせ小吉は慌て出している。
他の客もパニックになるなか俺は先ほどの映像を思い出して二人をつれて行動を起こした。
竹「小吉、猪原さん!!
後ろの両に向かって走るんだ!!」
小「それってあの映像の通りだよな!?
大丈夫なのか!?
そのまま潰されるなんて事は」
竹「どのみちここにいても激突のとき潰されちまう。
ならもう後ろに逃げるしかない!!
猪原さん、僕のてを!!」
猪「えっ?
あっ!!」
俺は猪原さんの手をとって後ろに走り出す。
小吉も後をついてくるように追いかけてくる。
周りの客がパニックで動けないため誰にも邪魔されなかったが、
3両ほど走って渡ったその時。
ひときわ強い衝撃が走り俺達は転倒してしまった。
それからしばらく衝撃が続き、
そして衝撃はすごい音と共に静かになった。
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