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帰宅してから直ぐの一服が俺の日課であり、体全体に染み渡るこの感じがたまらない。
ひとときの幸せを感じながら寛いでいると、チャイムが部屋に響き渡った。
「はぁ? 何だよこんな朝早くに!」
自分の幸せな時間を邪魔され、不機嫌のままインターホンを取った。
「はい」
「朝早くすみません。隣に引っ越してきたので挨拶に来ました」
インターホンに近づき過ぎているのか、顔は見えなかったが男性のようだ。
ちっ! 男かよと思いながら、無愛想に返事を返した。
「はい、今でますよ」
インターホンを切り入り口に向かう。
はぁ、めんどくさ……。
ガチャリとゆっくりドアを開け、隣人の顔を確認した。
するとそこには…………俺がいた。
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