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は?
俺は混乱し一度ドアを閉めた。
い、いま俺がいなかったか? いや、そんな訳ない。見間違いだろ。
一旦気持ちを落ち着け、ドアの覗き穴からそっと覗いてみるとやっぱり俺がいた。
身体中から嫌な汗が吹き出てきた。
落ち着け、落ち着け俺。冷静になるんだ。そう自分に言い聞かし、深呼吸をする。
「ふぅー」
少しだけ落ち着いてきた。でもどうする? 警察呼ぶか? いや、そんなことしたら余計にめんどくさくなりそうだ。どうする?
自問自答するが答えはでない。
くそ、もうこいつに聞くしかないだろ!
俺は半分ヤケになって、勢いよくドアを開け、そこにいる俺を睨み付けた。
すると……そこにいる俺と目が合った瞬間、頭のなかに声が響いた。
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