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「ほ、包帯、それと、しょ、消毒液!それから…」
ドクターは救急箱を開けて傷の手当てに必要な物を探してくれていて、黒さんもそれを手伝っている
「…マリオ…?」
ピーチ姫は震えた声で僕…いや、俺の名前を呼んでいる
「兄さ…兄さん…うぅ…っ…」
ルイージは俺が喋らないし動かないしで、死んだと思ったのだろうか、俺の手を握って泣いている
「ガハハハハハ!やはり今日は調子が良いのだ!」
…よし、あの亀潰す
俺は立ち上がり、ルイージの頭を撫でた後、クッパの前まで歩いていった
「ガハハハハハ!今日が貴様の命日になる時だ!マリオ!!」
「…ちょっとおいたしすぎたなぁ…?」
クッパの隙をついてだした俺の本気の回し蹴りが見事クッパの腹にクリティカルヒット
クッパは城の外にまで、物凄い勢いで飛んでいった
「あら、よく飛んでいくわね、あの亀」
八雲紫って人はクッパのぶっ飛びっぷりを誉めていた
「に、兄さん、大丈夫…?」
ルイージが恐る恐る近付いてくるのを感じた
「俺は平気さ!ルイージこそ大丈夫か?」
そう俺が言ったらルイージは驚いていた
多分性格が変わり、一人称が僕から俺に変わったからだろう
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