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無邪気な、子どもみたいな笑顔をこちらに向けてきた
何だか大人なのか疑いたくなるが、こんなに髭を蓄えた子どもなど居ないだろうから、多分、大人なのだろう
「私は博霊神社の巫女、博霊霊夢よ、宜しく、えっと…確かマリオよね?」
「ん?おぅ!そうだぜ!」
さっきまで痛そうにしていたのに、今ではもう顔色も良くなり、何事もなかったかのようにしている
「にしても…」
そう言うとマリオは黙り、物珍しそうな顔をして辺りを見渡す
「何かすげぇな!!」
……大人か?大人なのか?
本当に大人か?成人か?
何だか子どもを彷彿とされるんだけど…
大丈夫なの?でも今まで生きているならまぁ大丈夫かもしれないけど…
いやまてよ?
もしかしたら、妖怪、というのも有り得るのでは…?
「?どうしたんだ?霊夢?」
マリオに名前を呼ばれ、はっと我にかえる
「少し考え事をしてたのよ、それより、お茶を淹れてくるわね」
妖怪ならその時倒してしまえばいい、今は深く考えないで、目の前の客人にお茶を淹れて、もてなしてあげよう
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