第1章

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お茶を淹れ、少しだけ和菓子を持っていく するとマリオはおぉっと声を出したので 「マリオは和菓子、食べた事ないの?」 と聞くと、おぅ!!と元気よく返事をし、和菓子を食べ出した 「…うめぇ、このお茶と和菓子ってやつ、良く合うな!」 そう言うと、マリオはまた子どものような笑顔をした そんな笑顔を見ると、ついつい頬が緩んでしまう 頬が緩んだ私を見て、マリオはまた笑顔を見せる きっとマリオの周りでは笑顔が絶える事はあまり無いだろう、と思った 今は何時だろうか、そう思い時計を見た 12時辺りを針が指している 確か12時になれば魔理沙が来るはず マリオをどうしようか 神社の前で倒れていた所を見たら、この辺りに家が無いのだろうか それとも何処にも家が無いのか、はたまた、迷子か… マリオなら後者の可能性が高いかもしれない しかし、人里では見たことない格好…というか幻想郷でも見たことのない格好をしている ならば本当に後者か…? そんな事を考えていると、廊下が騒がしい ドタドタドタドタ …この忙しい足音はきっと魔理沙だ
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