第二章 相思花を君に

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「拓海さん、くすぐったいわ」 「美鈴さんの髪の毛綺麗ですね。とてもさらさらですね。次は体を洗っていきますよ。肌は、手で洗う方がいいんですよ。傷つかなくてね」と言うと、加賀見は手に石鹸を付けて首から徐々に洗っていく。 優しく宝物を扱うように大切に 加賀見の手の柔らかさがとても気持ちいいのだがくすぐったくもあった。 美鈴はくすぐったくて小さく笑ってしまう。 加賀見は「美鈴さんくすぐったいですか」と潤んだ瞳を美鈴に向けている。 そして、笑う美鈴の口をキスで塞いでしまう。 キスで塞がれた美鈴は笑う事が出来なくなった。 今度はキスに感じて加賀見の手の愛撫に感じてしまい、身体が震える。 口は塞がれたままで何も言えない。 でも体は感じている。 加賀見は美鈴の身体の隅々まで手の愛撫で洗っていく。 その行為をなかなかやめてくれない美鈴は体をくねらせて行く。 その度に加賀見の手が美鈴の身体を刺激していく。 たまらなくなった美鈴は加賀見から離れて「もう駄目、拓海さんの意地悪。今度は私が洗ってあげる」と言うと、加賀見は笑っている。
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