第二章 相思花を君に

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そして、美鈴がお茶を持って戻ってくる。 「はい拓海さん。お茶をどうぞ」と言いながら手渡す。 加賀見も「はい、ありがとう。頂きます」と受け取る。 冷たい美味しいお茶をごくごくと飲みほすと「おいしかったです。さあ寝ましょう。美鈴さんも早くお茶を飲んで下さいねお先です。今日の夜は基樹君に感謝しないといけませんね。」と言うとベッドの中に入る。 美鈴も冷たいお茶を飲むとコップは部屋の中にあるテーブルの上に置く。 そして加賀見が待つベッドへと入っていく。 美鈴が入ると、加賀見は美鈴を抱きしめていた。 そして、話しはじめていた。 「美鈴さん、結婚するのに私の親の事を話しますね。私の母はもうなくなっていていないんですよ。父は、今フランスにいて画廊を経営しているんです。美鈴さんをみたらきっと父も喜びますよ。美鈴さんとの結婚について今のところ障害はないですね。美鈴さんの事を話してください。私との結婚は大丈夫なんでしょうか」と聞いてくる。
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