第一章 曼珠沙華の出会い

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加賀見は笑いながら、「明日は、モデルをお願いします」と言うと頭を下げる。 美鈴は、「はい、わかりました。では、条件があります。明日も出来れば毎日夕食を一緒にできたらいいなと思うのですが。拓海さんはどうですか」 少し驚く加賀見だが笑顔で「もし、基樹君に迷惑じゃなかったら、ぜひ来たいですね。私自身料理はあまり得意ではないので、美鈴さんの手料理が食べられるなら是非にお願いしたいです。」と言うと照れている。 美鈴は「よかった。私も拓海さんの食事が気になっていたの。夕食だけでも栄養のある物を食べてほしくって。それじゃあ、明日もお待ちしています。」と言うと喜んでいる。 加賀見は「あのう、私、食費を払いますね。そうでないと申し訳ないです。」と言ってくる。 美鈴は、「2人も3人もお値段は変りませんから。」と言うが 加賀見は美鈴の傍に来ると、引寄せ「それではだめです。今から、ちゃんと君を養えることを証明しなくてはいけませんからね。いいですね。明日持ってきますから受け取ってくださいね。」と言うとキスをする。
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