第二章 相思花を君に

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玄関のドアを開けると、加賀見が笑顔で立っていた。 美鈴は微笑みながら、「いらっしゃい。さあ中に入って、もうお食事の支度は出来ているから」と言うと、加賀見を招き入れる。 「はいお邪魔します。」と言うと笑顔で家に入る。 玄関のドアを閉めると、加賀見は、美鈴を抱きしめて、キスをした。 そして、耳元で囁く。 「さみしかった早く美鈴さんに会いたかった」と 美鈴も頬を赤らめて「私も、会いたかったです。とても」と囁く。 その後テーブルへと行く。 そして、基樹を呼ぶと二階から降りてくる。 「加賀見さん今晩は、これからは一緒の食事をするんだね。これで栄養失調にはならないですよ。」と言うと笑っている。 「基樹君の言う通りですよ。私は一人だから適当に食べるから栄養が偏ってしまうんですよね。よかったです。それじゃあ、美鈴さん、これ私の食費です。受け取ってください。」と言うと封筒を美鈴に渡す。
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