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「ね、ほんとにここ?」 アッコは不安そうに尋ねた。 そもそも、霊能力者とかマユツバもんだし、こんな薄暗い通りに店を構えてるなんて、ろくなもんじゃないに決まってる。 「ああ。ここだ!入るぞ!」 携帯で住所を確かめてから、ケンは階段を降り始めた。仕方なくアッコも追う。 「ちわ~っす。」 階段を降りきったところにあった、薄っぺらいドアを開ける。中は、薄暗い。
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