出会い

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『こんなクズ共に下手に出る必要なんかあるか💢大体、コイツらは虫並みの脳ミソしか持ってないんだから学習機能も無いんだぞ。黙って駆除すれば良いんだよ。』  なんだろう・・・この子の自信は・・・立ち姿からしてただ者じゃないのはなんとなく判るが・・・だからと言って明らかに体格で上回る高校生3人相手に全く怯まない。  怯まないどころか、完全に見下している。  もう高校生達はかなり怒気を顕にして興奮している。  僕も柔道をやってはいたが、高校生とは言え3人相手にこの子を守る自信は無いぞ。  そんな事を考えていると、中学生が呼んだと言う車が、凄い勢いで僕達のすぐ脇に停車した。  それも1台では無い。3台の車が停車して、中から体格の良い男達が複数降りて来る。  車の側面には会社名が表示されている。 【鷹崎セキュリティ】と・・・  鷹崎セキュリティ?どういう事だ?警察や救急車を呼んだんじゃないのか?  僕が高校生達を見ると、さっきまでの勢いは何処へやら・・・青い顔で屈強な警備員に取り囲まれている。  中学生を見ると、警備員の一人に状況を報告しているようだ。  そして警備員の一人が口を開く。 『お前ら・・・この方は鷹崎典孝様だぞ。』
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