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「………女の影が見えるな…。
最近、女関係で何かなかったか?」
親友は言わば視える人らしく、僕の後ろに女の影が視えるらしい。
隣に女の人が越して来たくらいだと伝えると、
「…今日お前の家行くわ。
お前、一回トイレで自分の顔見てこい。
このまま放ってたら大変な事になりそうだし」
そう言われて、僕はトイレに行くことにした。
「顔に何か付いてるのかな?」
トイレに行って、手荒い場の鏡を見たとき僕は愕然とした。
ひどくやつれた顔に目の下には隈が浮かび、今にも倒れそうな人が映った。
それが自分の顔だと思えない位痩せ衰えていたのだ。
「……何で?
自分の家の鏡じゃちゃんと映ってるのに…」
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