第1章

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「今度ここ来た時に出すよ。 ちゃんと冷やしとくから。そろそろ帰らないとまずいんじゃない? 明日も大学だろ?」 飲めないとは言え、さすがにそのまま友人にハイと渡すわけに行かないので、ここに来たときに差し出すと約束をして友人を送った。 その時、僕はとんでもない勘違いをしてたのだ。 荷物の事も、女の人も、隣の部屋のことも。 ひとつでも気づいていたなら、僕はこの恐怖に襲われることはなく平和に過ごせていたのだろうか?
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