5人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
なるの消失~Dead End~
「ねぇ、榮禊(えいけい)…
この子達は生きてるの?」
松平歳(まつだいらセイ)は言う。
「他は大丈夫だが、ナルは
『業が深すぎる』から分からねぇな」
「死んだ人って不思議よね。
痛い苦しみを味わっていても
必ず安らかな顔をしているから…」
「say(セイ)、それは違うぜ。
死ぬと筋肉が弛緩(しかん)するから
そう見えるだけだよ!」
「榮禊にはロマンとか
そういうモノがないの!?
死者を冒涜(ぼうとく)する気!?」
「R.I.P(Rest In Peaseの略
レスト・イン・ピース:安らかに眠れ)
なる…。ってまだ死んでねぇよ!」
最初のコメントを投稿しよう!