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出て来たのは、20代くらいの若い女性だった。
眩い光を放つ金色の髪。
これでもかというくらいにそり立つつけまつ毛、3倍くらいに大きくされた目。
小麦色に焼いた肌を大胆に露出させた服装。
体中に纏うオスマンローズの香水。
僕が世界で最も嫌いな人種である"ギャル"がそこに君臨していた。
バチっ
家に入ろうとした僕はそのギャルと目が合った。
何倍にもなった目は、圧倒的な目力を、放ち、僕は目が合っただけで気圧された。
まるで卑しい者を見ているかのような冷徹な眼差しは、僕の思考を凍りつかせた。
数秒間目を合わせていたが、耐えきれなくなり、彼女から視線を外した。
そしてこの場から逃げるようにして、自分の部屋に入った。
バタン
ふぅー…
一体どういう事だ?
まさかあんなギャルが僕の隣のに越して来たというのか!?
僕を睨んでたぽかったし、とにかく怖いから勘弁して欲しい…。
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