第1章

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「え~~~!!!???」 僕は予想外すぎる出来事に大声を上げる。 因縁つけられらるどころか丁寧に挨拶された。 下僕にされるところか"助け合いましょ♪"なんて言われた。 しかも菓子折りまで持って来て凄く礼儀正しい。 僕の中の悪い想像は全て覆された。 あれは本当に"ギャル"なのか? 彼女は見た目以外は僕の嫌いな"ギャル"像から大きくかけ離れている存在だった。 そしてなにより屈託のない彼女の笑顔は可愛かった… 僕が好きなアイドルの誰よりも美しい笑顔だった。 僕は今までに感じた事のない高揚感にドキドキした。 …はっ! いや待て! 冷静になれ。 僕は頭をブルブルと横に振り、頭の中から彼女をかき消した。 騙されてはいけない。 彼女の姿は完全なる"ギャル"なのだ。 きっと初対面だから愛想よくしただけに違いない。 中身は下品で性悪に決まっている。 今度は、悪魔のようなうすら笑いをする彼女を想像してゾッとした。 どうせ隣に越してくるならま○ゆみたいな清楚でピュアで可愛い子が来ればよかったのに… まぁこんなボロアパートだ…そんな事は夢のまた夢だけどな…。 不毛な妄想をやめ、いつものようにA○BのDVDを見てから寝りに着いた。
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