第1章

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僕はどうにか三人の玉人について考えを巡らせた。 実は三つ子だったとか、似ている兄弟とか、実は手の込んだドッキリで隠し通路があるとか。 しかし、色々考えてみても、玉人が三人いるかもしれないという何とも言えない不気味さは拭い切れなかった。 結局、今日は全く仕事に手がつかなかった。 毎日の日課である玉人のドラマも見る気が起きず、ぼんやり過ごしていると夜になってしまった。 玉人との約束は八時。 今からだと約四十分。
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