第1章

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玉人に挨拶をして家に帰ると、僕は玉人の載っている雑誌や録画したドラマなどを見始めた。 既に何回も見たせいでだいぶ劣化していたが、おかげで雑誌の内容もドラマのセリフも完璧に覚えている。 一通り玉人に関するものを見終わると、いつの間にか夜になっていた。 昼過ぎからだと六時間は経っている。 空腹を感じた、カップラーメンを用意し、タイマーをセットした。 待っている間、テレビのチャンネルを回していると玉人が移っていたのでそこでチャンネルを止めた。 それに加えて録画も始める……もちろん最高画質で。 「危ない危ない、危うく見逃すところだった」 僕は呟いた。 最近は玉人の出演が安定していたので新しい番組をチェックし忘れていたようだ。 新聞を確認すると、玉人が出演する新しい番組がもう一つあったのでそれも録画予約した。
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