第1章

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ふと思いついて、僕は玉人のレギュラー番組と今までのドラマの数などを数えてみることにした。 テレビに出始めた最初の一年はドラマが一本だけだった。 しかし二年目は凄かった。感覚的に多いことは知っていたが、ドラマ十本、映画五本、おまけにレギュラー番組が三本もあった。 あまりにも忙しい為に睡眠時間がほとんどないというのは本当なのかもしれない。 同い年のはずの玉人への敬意はさらに増した。 三年目、つまり今年は今のところ去年より出演番組が多い。 僕は玉人を心底尊敬していたが、いつか過労で倒れてしまうのではないかと不安になる。 ガヤガヤ、とテレビが騒がしくなって我に返ると番組は終わっていた。 予想以上に時間が経っていたらしい。 グゥ~。というお腹の音でカップ麺のことを思い出した。 当然ながら麺は汁を吸って溢れていた。
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