第1章

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金曜日の朝方、僕は多少の気後れをしながらも玉人の家の玄関を盗撮することにした。 当然、法律で禁じられているので迷ったが好奇心には勝てなかった。 玉人が普段どういう生活をしているのか知りたかったのもあるが、きちんと休んでいるのかファンとして確認したかった。 今日もいつもと同じように内職と玉人のテレビの確認をしていた。 しかしどうも盗撮のことが気になって、なかなか集中出来ないままズルズルと土曜日になってしまった。 僕はなんとかノルマを終えるとやっと寝床についた。 けれども目が冴えて眠れず、気付いたら朝だった。
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