49人が本棚に入れています
本棚に追加
現場へ…
犯人は女性の首に左腕をかけ右手の銃を頭に突きつけている
その光景に周りを囲む警官達は身動きがとれない
「警官は向こうにいけ!」
警官に遠くに行くように怒鳴り女性の頭に更に押し付ける
「まぁ…落ちつけ‥」
興奮している犯人に刺激を与えないように少しさがりながらも説得を試みる
この状況が当分続く…周りの人間が思いはじめた
その時
犯人と警官隊の間に覆面車が飛び込んできた
車を降り鷹山が
「あぶね~奴だな‥」
呆れたと言わんばかりに言うが、口元はほころんでいた
「主役はこの位しねーとな♪」
笑顔でこたえる大下
「な‥なんなんだテメー等…」
動揺しつつ二人に怒鳴りつける
その言葉に反応し二人の表情が一変し銃を抜き出し犯人を睨みつける
「う‥撃てるものなら撃ってみやがれ、人質が……」
話し終わるのを待つことなく犯人のいる方向へ銃を向けすべての弾を撃ち込む
銃弾は当たってはいないがそのありえない状況に犯人は腰が砕けたかのように地面にへたり込んだ
「ちゃんと話し聞いてやれよ…」
半笑いで言葉をかける大下に
「お前もな…」
笑って返した
最初のコメントを投稿しよう!