第1章

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「正確に言うと人の魂ですね」 「魂か」 「魂をエネルギーに変えるんです」 「そんなことできるのか」 「できちゃいます」とソレは胸張って答えた。 確か人の魂は21キロだが21グラムだがの重さがあるようなことを昔聞いたことがある。質量があるものならばエネルギーに変えられたとしても不思議ではないのかもしれない。 「まぁ、一人の魂では足らないのですが」 「何人必要なんだ?」 「4人分あれば大丈夫だと思います」 「そうか」 「というわけなので、まずはあなたの魂を頂きますね」 そんな気がしたよ、と山本は天を仰いだ。
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